2022年4月2日(土)19:00~22:30「Human Powered 2022 April 機械翻訳セッション」に参加しました。
セミナーは以下の構成となっていました。

・機械翻訳の時代に求められるプロ翻訳者の説明力とは?
・望まれる機械翻訳の適切な運用―機械翻訳および周辺作業の問題と今後を考察する―
・ディスカッション:機械翻訳と向き合うには~生き残る翻訳者戦略を考える

最初に立教大学教授の山田優さまから「機械翻訳の時代に求められるプロ翻訳者の説明力とは?」についてお話がありました。
その中でニューラル機械翻訳についての説明がありましたが、理解できていないことが多く、非常に勉強になりました。

お話を伺っていて1つ頭に浮かんだのが「説明責任」という概念です。私が感じたのは、「翻訳者が翻訳に対して説明できなければ(説明責任を負わなければ)、機械翻訳について語る資格はない」という点です。

次に、豊田憲子さまから「望まれる機械翻訳の適切な運用­­~機械翻訳および周辺作業の問題と今後を考える」というお話がありました。

豊田さまのお話を伺っていて感じたのは、「PEに対する要件、トレーニングの甘さ、報酬の低さ」です。実際にアンケートを取られた結果をお話しされていましたが、Post Editorの置かれている現状はなかなか厳しいものがありそうです。

最後に、山田さま、豊田さま、松田浩一さま、マイアット・カオリさまによるディスカッションがありました。
ネタバレとなるため詳細には書けませんが、松田さまのプレゼンが非常に印象的で勉強になりました。「翻訳」という仕事を俯瞰的に捉えられていて、今まで考えなかった視点を学ぶことができました。

主催のみなさま、ありがとうございました。

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